これら2つのツアーは料金がほぼ同じで、どちらも旧市街で午前中の半日を過ごすコースですが、目的や体験内容は全く異なります。単に同じような選択肢として比較できるものではありません。
ホイアン フォトツアーは、専属のカメラマンと一緒に街を巡り、後から写真を送ってもらうツアーです。一方、ガイド付き街歩きツアーは、地元のガイドが各建物の歴史や、なぜ100メートルごとに建築様式が変わるのかを詳しく解説してくれるツアーです。
私個人としては、帰国して1週間後にも手元に残る思い出の価値を考えると、フォトツアーをおすすめすることが多いです。しかし、ガイド付き街歩きツアーにもそれだけの価値がある明確な理由がありますので、その魅力についても詳しくご紹介します。
- 要点まとめ: ホイアン フォトツアーの料金は約5,000円(1時間半〜3時間)で、専属カメラマンが同行し、翌日に編集済み画像25〜40枚とすべてのRAWデータを受け取ることができます。ホイアン旧市街のガイド付き街歩きツアーは約1,800円〜3,800円(2時間半〜3時間)で、日本橋(来遠橋)、華人會館(集会所)、古い町家などを巡ります。なお、どちらのツアーにも120,000ドン(約720円)の旧市街観光チケット代は含まれておらず、現地で驚く人も多いため注意が必要です。
- 2つのツアーの料金と特徴:
- フォトツアー: 約5,000円、プライベート開催、編集済み写真25〜40枚+全RAWデータ付き、アオザイレンタル(有料オプション)あり、早朝6時枠あり。
- 街歩きツアー: 約1,800円〜3,800円、2時間半〜3時間、少人数グループ、現地ガイド同行、終了後にデジタルガイドブックをメール送付してくれる場合あり。
- 無料街歩きツアー: チップ制、約3時間、大人数グループ、街の全体像を把握するのに最適。
- 旧市街観光チケット: 120,000ドン(約720円)、どちらのツアーも別料金。
- プラン概要からはわかりにくいポイント:
- アオザイのレンタルは朝6時の回では利用不可。また体重制限があります。
- カメラマンの英語は日常会話レベルで、ポーズの指示は身振り手振りが中心です。
- フォトツアーは雨天でも決行されますが、街歩きツアーは日程変更になることが多いです。
- 黄色の壁を背景にする場合、柄物よりも無地の服の方が綺麗に映えます。
- 歴史的建築物は朝8時に開館するため、早朝撮影の後に巡るのが効率的です。
フォトツアーの料金と含まれるサービス
料金は選ぶ時間の長さ(1時間半〜3時間)によって異なりますが、約5,000円からとなっています。
集合場所は広肇會館(広東会館)です。簡単なポーズのアドバイスを受けた後、散策を開始します。移動しながら撮影してくれるため、堅苦しい記念写真ばかりになる心配はありません。撮影ルートには、黄色の壁が続く路地、ホアイ川沿い、ランタンが並ぶ通り、風情ある細い路地などが含まれます。



写真は翌日に届き、編集済みのものが25〜40枚、さらに撮影したすべての無修正データ(通常数百枚)が提供されます。
個人的には、編集者の好みが自分の好みと一致するとは限らないため、無修正のRAWデータをもらえることの方が価値が高いと感じます。オリジナルデータがあれば、後から自分で好きな写真を選び直すことができます。
ナイトマーケットでのランタン撮影費用はツアー料金に含まれています。また、Mot(モット)ティー1杯(15,000ドン=約90円相当)もサービスされますが、これは豪華な特典というよりはおもてなしの一環と考えましょう。
早朝(朝6時)の撮影枠がおすすめな理由
私が予約をおすすめするのは断然朝6時のセッションです。理由は非常にシンプルで、朝8時前のホイアンは午前10時のホイアンに比べてはるかに撮影しやすいからです。
お店が開き始める頃で人がほとんどおらず、黄色の壁に当たる光も柔らかいです。日中になると光が強すぎて白飛びしてしまいます。人々が絶賛するホイアンの写真のほとんどが、早朝か日没後に撮影されているのは偶然ではありません。
午前9時の枠を選ぶと、カメラマンはツアー団体を避けながら撮影することになります。彼らは避けて撮影するプロですが、大型バスから観光客が一斉にチャンフー通りに降りてきてしまうと、限界があります。
私自身、朝型人間ではありませんが、それでも早朝枠を選びます。当日の早起きは大変ですが、それだけの価値は間違いなくあります。








アオザイ(アオザイ着用体験)について
アオザイのレンタルは基本料金に含まれず有料オプションとなります。また、女性は70kg未満、男性は80kg未満という体重制限が設定されています。
注意点として、朝6時のセッションではアオザイレンタルが利用できません。そのため、アオザイを着て撮影することが一番の目的である場合は、遅めの時間枠を選び、混雑を受け入れる必要があります。予約時にしっかり検討しましょう。
個人的な意見としては、わざわざレンタルしなくても良いと思います。黄色の壁には無地の私服が非常に映えます。柄物の服だと建物の背景と喧嘩してしまい、写真がごちゃごちゃした印象になりがちです。
ガイド付き街歩きツアーの価値とは
ガイド付き街歩きツアーの料金は約1,800円〜3,800円(2時間半〜3時間)で、定番ルートでは日本橋(来遠橋)、1〜2箇所の華人會館(集会所)、古い商人屋敷、巴母(バームー)寺院の門、ホイアン市場などを巡ります。
伝統的なお茶やスイーツが含まれるツアーや、終了後にガイドおすすめのレストランや仕立屋リストをデジタルガイドとして送ってくれるツアーもあります。
街歩きツアーでお金を払う最大の価値は「歴史や背景の理解」にあります。ホイアンは一見すると黄色い壁が可愛い街ですが、かつて日本人、中国人、オランダ人、ポルトガル人の商人がそれぞれ居留地を構えていた交易港だったという背景を知ると、見え方が一変します。
通りの途中で突然建築様式が変わる理由や、會館が中国の出身省ごとに建てられている理由も、ガイドの解説があって初めて理解できます。






無料街歩きツアー(Free Walking Tour)
チップ制の無料ツアー(所要時間約3時間)もあり、初日の朝に街のオリエンテーションとして利用するには十分機能します。ただし参加人数が多く、個別のアテンドは少なめです。
最後にチップを渡すのがマナーとなっており、相場は100,000〜200,000ドン(約600円〜1,200円)なので完全に無料というわけではありません。約1,800円を出して少人数の有料ツアーに参加した方が、結果として満足度は高いでしょう。
ホイアン旧市街観光チケットについて
どちらのツアーにも旧市街の入場チケット代は含まれておらず、現地で戸惑う人が多いポイントです。
外国人観光客向けチケットは120,000ドン(約720円)で、5箇所の歴史的建造物に入れる見学券(切り取り用チケット5枚綴り)となっています。
街歩きツアーで會館や古民家の内部に入る場合はチケットが必要です。ツアー料金に含まれている会社もごく一部ありますが、ほとんどは別料金のため予約時に確認しましょう。
フォトツアーの場合は常に屋外を移動するため厳密にはチケット不要ですが、滞在中に内部見学をする予定があるなら、事前に買っておき撮影直後に見学券を使うのがおすすめです。歴史建造物は朝8時に開館するため、早朝撮影が終わるタイミングとぴったり合います。




自力で巡るおすすめ撮影スポット
ツアーを使わず自分で撮影する場合のおすすめスポットです。旧市街は直径1kmほどなので迷うことはありません。
- 黄色の壁: Hoang Van Thu通りやTran Phu通りから伸びる小路。誰もが憧れる定番の1枚が撮れますが、午前中半ばには人気の壁前に行列ができます。
- 日本橋(来遠橋): ベトナムの20,000ドン紙幣にも描かれている象徴的スポット。朝7時半を過ぎると無人の写真を撮るのはほぼ不可能です。
- ランタン通り: Nguyen Thai Hoc通りとその周辺の路地。夕方に明かりが灯ると最高の雰囲気に包まれます。
- ホアイ川: アンホイ橋の上や両岸からの眺め。夕暮れ時が特に美しいです。
- 広肇會館(広東会館)&福建會館: フォトツアーの出発点となる広肇會館と、ピンクの門が華やかな福建會館。
- チャークエ野菜村と田園風景: 黄色ではなく緑を背景にしたい場合におすすめ(ほとんどのフォトツアーは旧市街内のみ)。
カメラマンに頼む場合でも自力で撮影する場合でも、最大のポイントは「朝8時前に行くこと」です。











ガイドなしで旧市街を個人散策する場合
旧市街はコンパクトで迷う心配がないため、ガイドなしのセルフ街歩きも簡単です。
おすすめの周回ルートは、Tran Phu通りにある日本橋(来遠橋)からスタートし、東へ進んで華人會館を巡り、Nguyen Thai Hoc通りへ下りて一番奥の市場を目指し、最後に川沿いのBach Dang通りを通って戻るルートです。ゆっくり歩いて約1時間、施設の見学を含めるともう少し時間がかかります。
出発前にホイアンの散策マップをスクリーンショットしておくのがコツです。Googleマップは時間帯ごとの歩行者天国(車両通行止め)ルールに対応しておらず、無駄な遠回りを指示されることがあります。
ガイドなしの場合、歴史の解説やローカルなおすすめ情報を得る機会は諦めることになりますが、約3,000円を節約でき、グループのペースに合わせる必要がありません。効率的なルートの詳細についてはホイアン3日間モデルコースでも解説しています。
夜開催のツアーについて
夜のホイアン ガイド付き街歩きツアーでは、ランタンが灯る同じ通りを巡り、ナイトマーケット散策や手漕ぎ舟(サンパン)体験が含まれることがあります。雰囲気は抜群ですが、歴史的建造物は夜間に閉館するため、歴史を学ぶツアーとしては昼間より内容が薄くなります。
フォトツアーも夜間に開催されており、ランタンの灯りに包まれた写真は大人気です。ただし、18時〜21時は街が大変混雑するため、人を避けながらの撮影になります。混雑を避けるなら朝6時か、夜21時以降の枠が狙い目です。
夜の散策でグルメをメインに楽しみたいなら、夜のフードツアーを検討するのが一番です。



タイプ別おすすめツアー選び
| 旅行のタイプ・条件 | おすすめの選択肢 |
|---|---|
| 一人旅 | フォトツアー |
| ツーショット写真が少ないカップル | フォトツアー |
| 数日滞在し、街の背景を知りたい方 | 街歩きツアー(初日の朝) |
| 歴史や文化に興味がある方 | 街歩きツアー |
| 絶対にアオザイを着て撮影したい方 | フォトツアー(日中枠) |
| 朝6時の早起きが得意な方 | フォトツアー(朝6時枠) |
| 予算をできるだけ抑えたい方 | 無料街歩きツアー参加後、自分で再散策 |
| 写真を撮られるのが苦手な方 | 街歩きツアー |
| 小さなお子様連れのファミリー | どちらも不向き。料理教室&バスケットボート体験がおすすめ |
両方のツアーに参加する場合
同じ日の午前中に両方組み込むことも十分可能です。朝6時にフォトツアー、終了後に朝食をとり、朝9時から街歩きツアーに参加すれば、午前11時半にはすべて終了し、午後の時間を丸々自由に活用できます。
片方は自分自身にスポットを当て、もう片方は建物や歴史にスポットを当てるため、内容の重複はほとんどありません。
懸念点は予算面です。カオラウ1杯が約230円で食べられる街で、昼食前にツアー代として約7,500円を費やすことになるため、ご自身の旅のスタイルに合わせて検討が必要です。
もしどちらか片方をキャンセルするなら、街歩きツアーを諦め、街の歴史は事前に自分で調べておき、浮いた予算を美味しいレストランでのディナーに回すのがスマートです。
ツアー予約時の注意点
特に天候が崩れやすい10月〜11月は、料金の安さ以上に「無料キャンセル規定」がしっかりしているかを必ず確認してください。
フォトツアーで人気のプランは、広肇會館集合のプライベート撮影です。朝6時枠はすぐに埋まってしまうため、予約時に希望時間をしっかり伝えましょう。アオザイ着用を希望する場合は準備が必要となるため、同時にリクエストを出してください。
ガイド付き街歩きツアーの場合は、口コミで特定の名物ガイドが高評価を得ている少人数制の旧市街ツアーがおすすめです。
よくある質問(FAQ)
写真は何枚もらえますか? 翌日に編集済みデータが25〜40枚と、さらに未編集の全データが届きます。
カメラマンは英語を話せますか? 日常会話レベルの英語ですが、身振り手振りで分かりやすくポーズの指示をしてくれるため心配いりません。
ホイアン ガイド付き街歩きツアーの所要時間は? 定番の旧市街ルートで2時間半〜3時間程度です。
無料街歩きツアーは参加する価値がありますか? 街の概要を知るのには適していますが、チップとして100,000〜200,000ドン(約600円〜1,200円)を用意しておく必要があります。
ガイドなしで自分で街歩きツアーをすることはできますか? 簡単です。地図をスクリーンショットし、日本橋からスタートして約1時間で一周できます。
旧市街の入場チケットは必要ですか? 歴史的建造物の内部を見学する場合は120,000ドン(約720円)のチケットが必要です。街を歩いて写真を撮るだけなら実質不要です。
フォトツアーではどのような服を着るべきですか? 壁が黄色いため、柄物ではなく無地(単色)の服を着ると綺麗に映えます。
自由時間が半日しかない場合の最適な過ごし方
もし半日しか時間が取れないなら、朝6時にフォトツアーを予約し、撮影終了後にコーヒーを片手に自分で旧市街を散策するのが最高のプランです。人混みのない静かな街並みと美しい朝の光を満喫でき、大型観光バスが到着する前に日本橋や會館巡りを終えることができます。
歴史の知識は帰国の飛行機の中や後からでも本で学べますが、ホイアンの街に立ち、プロに素敵な写真を撮ってもらう体験はその瞬間しかできないからです。
















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