ダナンからホイアンまでは、平坦な沿岸道路をたどる約30kmの道のりで、所要時間は約45分です。それにもかかわらず、ネット上に誤った情報が溢れているのには正直うんざりさせられます。
「電車がある」「空港直行の路線バスがある」「昔ながらの黄色いバスがまだ走っている」といった情報を信じてダナン空港に到着する人がいますが、これらはすべて間違いです。
移動手段は大きく分けて4つあり、最も安い方法と最も高い方法の差額は約2,250円(約15ドル)程度です。そのため、多くの人が考えている以上に、お金よりも利便性で選ぶべき移動と言えます。
ここでは、今年最新の実際の料金とともに、4つの移動方法すべてを詳しく解説します。
- 要約・結論: ダナンからホイアンは約30kmの距離で、車を利用すると約40分〜50分で到着します。主な移動手段は、約1,950円〜3,000円(13〜20ドル)の事前予約制プライベート送迎、約1,500円〜2,400円(250,000〜400,000ドン)のGrabまたはタクシー、約210円(35,000ドン)のローカル路線バス、約900円(約6ドル)の観光シャトルバス、そしてレンタルバイクでの自走の4つです。空港に到着するほとんどの方にはGrab(配車アプリ)が最も適した選択肢です。なお、ホイアン行きの電車は現在も過去も存在しません。
- 4つの移動手段と料金比較:
- プライベート送迎(事前予約):1台あたり約1,950円〜3,000円(13〜20ドル)。ドライバーが到着ロビーで待機します。
- Grabまたはタクシー:時間帯や車種により約1,500円〜2,400円(250,000〜400,000ドン)。
- 観光シャトルバス:1席あたり約900円(約6ドル)。定刻発車でホテルドロップオフに対応。
- ローカル路線バス(02番+LK02番):運賃総額で約210円(約35,000ドン)。運行時間は5:00〜19:30、途中1回の乗り換えが必要。
- レンタルバイク:1日あたり約720円〜900円(120,000〜150,000ドン)。沿岸道路を通って約1時間。
- 旅行者が陥りやすい注意点:
- 旧01番の黄色い路線バスは既に運行終了しています。2024年にフオンチャン社(Phuong Trang)が路線を引き継ぎ、2つの区間に分割されました。
- ダナン空港へ乗り入れるローカル路線バスはありません。なお、空港はダナン市街地中心部よりもホイアン寄りに位置しています。
- 路線バスの最終便は19:30頃です。それ以降の時間帯はGrabかタクシーを利用することになります。
- 2025年7月よりホイアンは正式にダナン市の一部となりました。旧住所に「クアンナム省」と書かれていても間違いではなく、情報が古いだけです。
- ホイアンからダナンへ戻る際は、時間に余裕を持って移動してください。夕方16:00以降は空港周辺の道路が著しく混雑します。
ダナンからホイアンまでの距離と所要時間は?
距離は約30km(約18マイル)で、海岸線に沿って南下する一本道です。山道や峠越え、険しいルートは一切ありません。有名なハイヴァン峠は反対方向(フエ方面)にあり、混乱される方が非常に多いので注意してください。
| 出発地 | ホイアンまでの距離 | 車での所要時間 |
|---|---|---|
| ダナン国際空港 | 約30 km | 40〜45 分 |
| ダナン市街地中心部 | 約30 km | 45〜50 分 |
| ダナン駅 | 約30 km | 45〜50 分 |
| ミーケビーチ | 約25 km | 35〜40 分 |
| 五行山(マーブルマウンテン) | 約15 km | 20 分 |
空港が市街地からかなり離れていると思われがちですが、実際には空港の方がわずかにホイアン寄りに位置しています。ダナン中心部から空港までは約4kmの距離にあり、高層ビルの多くから空港を見渡せます。
ダナンからホイアンへの移動時間が大幅に遅れる理由は主に2つあります。夕方の五行山周辺における通学・通勤ラッシュと、ベトナム全土で交通速度が極端に落ちる大雨です。飛行機に乗る予定がある場合は、移動時間を1時間ほど見込んでおくと安心です。
4つの移動手段の一覧比較
| 移動手段 | 費用 | 所要時間 | 事前予約 | おすすめの対象 |
|---|---|---|---|---|
| プライベート送迎 | 1台あたり約1,950円〜3,000円 | 45 分 | 必要 | 深夜到着、ファミリー、荷物が多い方 |
| Grabまたはタクシー | 約1,500円〜2,400円 | 45 分 | 不要 | ほぼすべての方 |
| 観光シャトルバス | 1席あたり約900円 | 60〜75 分 | 推奨 | 一人旅、日中移動 |
| ローカル路線バス(02+LK02) | 約210円 | 80〜100 分 | 不要 | 荷物が少なく時間に余裕がある方 |
| レンタルバイク | 1日あたり約720円〜900円 | 約60 分 | 不要 | 運転に自信のある方のみ |
4つの移動方法に対して表が5行あるのは、バス移動には内容が全く異なる2つの選択肢が存在するためです。これらを混同して記載しているガイドブックが多く、現在存在しないルートや運賃が紹介される原因となっています。
1. Grab(配車アプリ)またはタクシー
私自身がスクーターに乗らない時に最もよく利用する、一番おすすめの移動方法です。
ダナン空港からホイアンまでのGrab(4人乗り普通車)の料金は約1,500円〜2,400円(250,000〜400,000ドン)です。手配前に料金が確定するため、メーターの心配やドライバーとの値段交渉は一切不要です。7人乗り大型車の場合は約600円(100,000ドン)高くなり、深夜時間帯は割増料金が適用されます。
利用にはモバイルデータ通信が必要です。空港の無料WiFiは到着ロビーで速度が遅くなる傾向があるため、ターミナル内で約300円〜600円(50,000〜100,000ドン)のSIMカードを購入するか、渡航前にeSIMを設定しておくのがスムーズでおすすめです。
ダナン空港のGrab乗り場には案内標識が出ており、到着ロビーから徒歩すぐの場所にあります。また、ロビーを出てすぐの場所に並んでいるメータータクシー(マイリン/Mai Linh、ビナサン/Vinasunなど)も信頼でき、安心して利用できます。
メータータクシーでダナンからホイアンへ向かう場合の料金は約2,400円〜2,700円(400,000〜450,000ドン)程度です。Grabよりわずかに高めですが、よく心配されるような不当なぼったくりはありません。



避けるべきなのは、空港ターミナル内で「米ドルでの定額料金」を提示して声をかけてくる個人ドライバーです。悪質な詐欺とは限りませんが、Grabの相場より必ず高額であり、どのような車両に乗せられるかも分からないためです。
復路(ホイアンからダナン空港へ)のGrabも同等料金であり、旧市街をはじめ街のどこからでも簡単に手配できます。
2. 事前予約のプライベート送迎(ハイヤー)
料金は約1,950円〜3,000円(13〜20ドル)程度で、到着ロビーでネームボードを持ったドライバーが出迎えてくれます。
ダナン空港からホイアンへのプライベート送迎の料金はGrabとほぼ同額か、場合によっては少し安くなることもあります。最大のメリットは「確実性」です。決済が完了しており、車が確実に確保されているため、飛行機が遅延した場合でもドライバーが待機してくれます。
この送迎サービスが力を発揮するのは「夜23時以降の深夜到着」「小さい子供連れや大量の荷物がある場合」「ベトナムのSIMカードを持っておらず、深夜に手配作業をしたくない場合」の3つの状況です。
それ以外の一般的な旅行者の場合、30km程度の道のりで事前に予約しておく必要性はそれほど高くありません。



目的地(降車場所)には滞在先ホテルの名前と住所を指定してください。ホイアン旧市街(Ancient Town)は夕方から歩行者天国になり、細い路地も多いため、車がホテルの目の前まで入れない場合があります。ドライバーは近くのアクセス可能な場所で停車してくれますが、石畳の上でスーツケースを引いて歩く必要がある点は覚えておきましょう。
予約の前にホイアンのおすすめ宿泊エリアを確認しておくことをおすすめします。
3. バス(シャトルバス&路線バス)
観光旅行者向けシャトルバス
料金は1席あたり約900円(約6ドル)です。ダナン空港をはじめ、市内数箇所の乗車ポイント(チャム彫刻博物館やア・ラ・カルテ・ホテルなど)から発車し、ホイアン市内の指定ポイント(Tran Hung Dao通りやLac Long Quan通りのオフィスなど)へ到着します。
定刻発車・冷房完備・荷物スペースあり・英語対応スタッフという特徴があり、プライベート送迎の約5分ノ1の費用で利用できます。急いでいない一人旅の方にとって非常に合理的な節約手段です。
また、空港に直接乗り入れる唯一のバスでもあるため、荷物の少ないバックパッカーなどの標準的な選択肢となっています。
注意点は運行スケジュール(時刻表)が決まっている点です。フライトの到着時刻によっては待ち時間が発生し、長時間のフライト後に約1,350円(約9ドル)を節約するためだけに1時間待つのは効率的とは言えません。





ローカル路線バス(※旧01番ルート廃止についての解説)
多くの古いガイドブックには「ダナン長距離バスターミナルから01番の黄色いバスに乗れば30,000ドン(約180円)でホイアンまで直行できる」と書かれていますが、この直行ルートは既に廃止されています。
2024年4月以降、フオンチャン社(Phuong Trang / DanaBus & QuangNamBus)による新しい運行体制に移行しました。同じ道路を通りますが車両が新しくなり、途中で1回乗り換える必要があります。
- 02番ルート:ダナン長距離バスターミナル 〜 ベトハン大学(Viet Han University)(30.5km、Vo Nguyen Giap通りおよびTruong Sa通りの海岸線を走行)。
- LK02番ルート:ベトハン大学 〜 ホイアンバスターミナル経由 〜 クアダイビーチ(23.2km、Ly Thuong Kiet通りを走行)。
どちらも運行時間は5:00〜19:30(15分〜25分間隔)です。ダナンからホイアンまでの通し運賃は公式発表で約210円(35,000ドン)となっています。6歳未満かつ身長1.3m以下のお子様は無料です。
車両自体は26人乗りの最新小型バスに刷新され、自動ドア、冷房、無料WiFi、車内カメラ、車椅子専用スペース、英語対応スタッフなどが整備され、旧型バスから大幅に改善されています。
乗車にあたって理解しておくべき重要なポイントが2つあります。
- 空港には停車しません。 「ダナン空港からホイアンへの路線バス」を探す方が多いですが、空港へ行く路線バスはありません。まず空港からバスターミナルまでタクシー移動が必要になり、本末転倒となるため、空港からはシャトルバスかGrabを利用してください。
- 途中乗り換えが必要です。 ベトハン大学で02番バスからLK02番バスへ乗り換える必要があります。停留所は分かりやすいですが、乗り換え待ちが発生するため、通常の所要時間(約60分)が80分〜90分に延びます。大きなスーツケースを持っている場合はおすすめできません。
バックパック1つでの一人旅であれば、約210円という安さと海沿いの景色を楽しめる良い手段ですが、荷物がある場合やご家族連れには推奨しません。
なお、LK02番バスはホイアン市内を過ぎてクアダイビーチまで運行しているため、ビーチ沿いのリゾートに宿泊する場合はタクシーに乗らず直接アクセス可能です。旧市街に向かう場合は「ホイアンバスターミナル」で下車し、そこから徒歩約15分(または短いタクシー移動)で旧市街へ到着します。
4. レンタルバイクで自走する
ミーケビーチや五行山を左手に海を見ながら走る沿岸道路は、約1時間の非常に気持ちが良いドライブコースです。
ダナンでのバイクレンタル料金は1日あたり約720円〜900円(120,000〜150,000ドン)です。事前に交渉すれば追加料金でホイアンでの乗り捨て返却に対応してくれるショップもあります。





私自身はこのルートをバイクでよく走りますが、ベトナムを初めて訪れる方には強くお勧めしません。技術的な難しさというよりも、大型トラックの不規則な動きや独特の交通ルールに対応する必要があり、五行山付近の区間は特に交通量が多いためです。
また、海外旅行保険の適用可否にも注意が必要です。ベトナムで有効な二輪免許(ジュネーブ条約に基づく国際免許証の該当区分など)を所持していない場合、万が一の事故の際に保険金が支払われません。
東南アジアでの運転経験が豊富な方はバイク移動も選択肢ですが、そうでない方はGrabを利用し、ホイアン到着後に平坦で安全な街中でレンタサイクル(自転車)を楽しむのが一番です。
存在しない移動手段(探さなくてOK)
- ホイアン行きの電車はありません。 最寄り駅は北に30km離れたダナン駅です(Tra Kieu駅は約18kmですが特急等はほぼ停車しません)。南北統一鉄道で到着した場合は、ダナン駅で下車して上記のいずれかの手段で移動します。
- ホイアン行きの飛行機はありません。 ホイアンに空港はありません。最寄りはすべてダナン国際空港(約30km)となります。
- 定期旅客船(フェリー)はありません。 川で繋がってはいますが、ダナン〜ホイアン間を結ぶ定期的な水上バス等は運行していません。
- 直行のローカル路線バスはありません。 旧01番ルートは完全に廃止されています。
ネット検索でよく見られる質問ですが、ダナンからホイアンへは陸路の一本道のみですので、目的に合った車・バス車両を選びましょう。
どの移動手段を選ぶべき?
| 旅行の状況・タイプ | おすすめの移動手段 |
|---|---|
| 日中にダナン空港へ到着 | Grab(配車アプリ) |
| 夜23時以降の深夜に到着 | 事前予約のプライベート送迎 |
| 子連れファミリー・荷物が多い | プライベート送迎(7人乗り大型車) |
| 空港着・一人旅・節約志向 | 観光シャトルバス |
| ダナン市内に滞在中・軽装 | 路線バス02番(ベトハン大学でLK02番に乗り換え) |
| クアダイビーチ周辺に宿泊 | 路線バスLK02番(終点まで乗車) |
| 運転に慣れている・天気が良い | 海岸線をレンタルバイクで移動 |
| ダナンからの日帰り観光 | 往復Grab、または1日チャーター車 |
日帰り観光についてですが、ダナンからの日帰りは十分可能であるものの、ホイアンの最大の魅力はランタンが灯る日没後の夜景です。ツアーに参加するよりもGrabを往復手配する方が安く、夜の時間帯も自由に満喫できます。詳しい滞在計画についてはホイアンモデルコース・旅行日程ガイドをご覧ください。
復路:ホイアンからダナン空港へ
復路は想定よりも時間に余裕を持って行動してください。
距離は同じ30kmですが、午後のダナン市内へのアプローチ道路(16:00〜18:00頃)は混雑します。19:00発のフライトの場合、15:30にはホイアンを出発する車に乗っているのが理想的です。
ホイアン市内であればどこからでもGrabが捕まります。早朝5:00出発などでアプリ手配が不安な場合は、ホテルに依頼して車を手配してもらうと安心です(手数料として約600円/100,000ドンほど高くなる場合があります)。
路線バス(LK02番→02番)で戻ることも可能ですが、19:30頃に終了するため夜間のフライトには使えません。また、到着地がダナン空港ではなく長距離バスターミナルになるため、そこから空港へのタクシー乗り換えが必要です。
変動しやすい料金・情報の注意点
本記事に記載した料金は2026年時点の最新実勢データに基づいています。
特にGrabの運賃は、天候や時間帯、空港へのフライト到着集中度によって変動しやすく、同じ区間でも約1,560円(260,000ドン)から約2,520円(420,000ドン)まで幅が生じることがあります。
路線バスの公式全区間運賃は35,000ドン(約210円)ですが、現場での回収金額が多少前後する場合もあります。
実際にこのルートを通行された方は、利用したバスや時間帯、実際に支払った金額などの最新体験談をぜひコメント欄でお知らせいただけますと幸いです。
















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