これは島内で最も意見が分かれるスポットです。最高の1日だったと感動して帰ってくる人もいれば、動物たちの様子にガッカリして帰ってくる人もおり、しかもその両者が同じ日の午後に訪れていたりします。
私は実際に足を運び、約5時間滞在しました。双方の意見とも一理あり、どちらの感想を持つかは何を基準に比較しているかによって大きく変わります。
まず何よりも知っておくべきなのは、ここがズオン・ドン(Dương Đông)から北へ30キロメートルの場所にあり、16時に閉園するということです。移動を含めると丸1日費やすことになるため、短日程の旅行ではチケット代以上に移動時間が大きな問題となります。
- 要点まとめ: ヴィンパール・サファリ・フーコックは、島に5日以上滞在し、お子様連れで旅行しているなら1日を費やす価値があります。入場料は大人が約3,900円(650,000 VND)、身長100cm〜140cmのお子様および60歳以上の方は約3,000円(490,000 VND)、100cm未満は無料です。ビンワンダーズとのセットコンボチケットは大人が約5,500円(925,000 VND)で、2日間に分けて利用する場合にのみ意味を持ちます。サファリバスとキリンレストランは見どころですが、ショーと食事はイマイチです。動物園の環境に強いこだわりがある方は、予約前に該当セクションを必ずお読みください。
- 2026年時点の料金:
- 大人: 約3,900円(650,000 VND)
- 子供(身長100cm〜140cm): 約3,000円(490,000 VND)。100cm未満は無料。
- 60歳以上(要身分証): 約3,000円(490,000 VND)。
- ビンワンダーズとの共通コンボ: 大人 約5,500円(925,000 VND)、子供・シニア 約4,200円(695,000 VND)。
- アクセス: 無料シャトルバス、タクシーで片道 約2,400〜3,600円(400,000〜600,000 VND)、またはレンタルスクーターで1日 約900〜1,200円(150,000〜200,000 VND)。
- チケットに含まれるもの・含まれないもの:
- 含まれるもの: 徒歩散策エリア、5kmのサファリバス体験、アニマルショー。
- 含まれないもの: 食事代、各エリアでの動物のエサ代、園内カート(バギー)乗車代。
- オンラインで事前予約すれば、現地で紙チケットに引き換える列に並ぶことなく、QRコードでそのまま入場できます。
- 時間を割く価値があるもの: サファリバス、キリンレストラン、ゾウやキリンのエサやり体験。
- あまりおすすめできないもの: アニマルショー、および(可能であれば)園内での昼食全般。
- 営業時間: 08:30〜16:00(園内が最も混雑するのは10:30〜12:30と公式発表されています)。
2026年最新:ヴィンパール・サファリ・フーコックの料金一覧
| チケット種類 | 料金 |
|---|---|
| 大人 | 約3,900円(650,000 VND) |
| 子供(身長100cm〜140cm) | 約3,000円(490,000 VND) |
| 子供(身長100cm未満) | 無料 |
| 60歳以上(要身分証) | 約3,000円(490,000 VND) |
| ビンワンダーズ共通コンボ(大人) | 約5,500円(925,000 VND) |
| ビンワンダーズ共通コンボ(子供・シニア) | 約4,200円(695,000 VND) |
大人2名+子供1名の場合、食事代や交通費を含めない入場料だけで約10,700円(1,790,000 VND)になります。家族での1日のお出かけにはおよそ約12,000円(200万VND)を見込む必要があり、これはベトナムの物価からすると高額ですが、世界水準の動物園の相場と同等と言えます。
ベトナム旅行の一般的な予算感覚で考えると、この金額に驚く人も多くいます。ここはビングループ(Vingroup)が運営するテーマパークであり、ロープウェイやビンワンダーズと同様に観光地価格が設定されています。
チケットには徒歩散策エリア、サファリバス、ショーへの入場が含まれています。食事代や、各ポイントで小さな紙コップに入って売られている動物のエサ代(子供たちが必ず欲しがります)は含まれていません。



現地チケット売り場ではなくオンラインで事前予約するのがおすすめです。割引率は大きくないものの、QRコードでそのまま入場でき、午前11時頃に発生する紙チケット発券の大行列を回避できます。
プロモーションによって価格は変動し、オフシーズンには大人向けに約900〜1,500円(150,000〜250,000 VND)分の食事バウチャーが付属することもあります。定価で支払う前に特典をチェックしておきましょう。
ビンワンダーズとの共通コンボチケットは買うべき?
コンボチケットなら10〜15%割引になるため一見お得に見えますが、個人的にはあまりおすすめしません。
問題は営業時間です。サファリは16:00に閉園します。一方、ビンワンダーズは19:30まで営業しており、遊園地、プール、水族館が備わっています。同日に両方回ろうとすると、午前中にサファリを急ぎ足で巡り、疲弊した状態で高額な後半施設に到着することになります。
北部エリアのホテルに滞在している場合や、それぞれのパークに1日ずつ充てられる長期間の滞在スケジュールであればコンボチケットは有効です。
ただし、購入先によってルールが異なり、複数日に分けて利用できるかどうかが変わるため、事前に同日利用限定ではないか確認してください。
6歳未満のお子様連れであれば、ビンワンダーズは諦めてサファリだけに絞るのが無難です。身長制限をクリアできる乗り物はごく一部であり、料金に見合った体験はできません。
目玉となるサファリバス体験
「サファリパークが良かった」と評価する人が言及しているのは、まさにこのサファリバスのことです。
専用バスに乗り込み、シマウマやキリン、アンテロープが放し飼いにされた敷地内を約5キロメートル走行し、その後ライオンやトラが潜むエリアへと進入していきます。
「人間が金網付きバスに入り、動物が放し飼い」というコンセプトが前面に押し出されており、所要時間は約25分間です。
この演出は見事です。動物との距離が非常に近く、ガラス越しではないため、ライオンがバスのすぐ脇を歩く瞬間には車内に静寂が訪れます。子供たちは大興奮すること間違いなしです。
注意点が2つあります。まず、バス乗り場への案内標識が分かりにくく、素通りしてしまいがちです(私も見落としました)。入口のスタッフに尋ねることを推奨します。また、進行方向に対して左側の座席に座ると、より多くの動物が見えるためおすすめです。
朝一番で真っ先に向かいましょう。正午頃になると長い行列ができ、動物たちも木陰に移動して寝てしまうため、ただの広い草地と木陰の影を眺めるだけになってしまいます。






徒歩散策エリアで見られる動物
園内の残りの部分は広大な徒歩散策エリアです。約4,000頭・200種以上の動物が飼育されており、緑豊かな広い歩道が整備されています。
非常に清潔に保たれており、誰もが真っ先に口にする魅力でもあります。飼育スペースはベトナムの基準から見れば広々としており、一部に木陰もあります。
徒歩で回るか、有料のエレクトリックカート(バギー)を利用できます。ただしバギー乗り場の行列整理は園内で最も手際が悪く、順番を守らない人も多いためストレスになります。歩ける体力があれば徒歩が一番です。数時間で3〜4kmほど歩くことになりますが、その分じっくり観察できます。
主な動物: トラ、ライオン、キリン、見ごたえのある霊長類エリア、クマ、そして多くの人が通り過ぎてしまう鳥類エリアです。特に霊長類(サルの仲間)の展示環境は園内で最も優れており、私も長く観察しました。時間がなければ鳥類エリアは省略しても問題ありません。
午前中にサファリバスと徒歩エリアを巡り、13:00頃に昼食をとるルートがベストです。










キリンレストラン(Giraffe Restaurant)での体験
サファリ内で絶対におすすめしたいスポットです。
テラス席で食事をしていると、キリンがすぐ横の高台まで近寄ってきて、直接エサを与えることができます。
欧米のサファリパークなら高額なオプショナル料金がかかるような体験が、ここでは普通のランチ代だけで楽しめます。子供たちにとっては、帰りの空港でも話題にのぼる一番の思い出になるはずです。
ただし食事の味は期待できません。料理は冷めていてパサつき、選択肢も少なく、ベジタリアン向けのメニューは乏しいです。誰もが「味はイマイチだが、キリンと触れ合えるから許せる」と納得のコメントを残しています。
あらかじめ軽くお腹を満たしてから訪れ、テラス席を確保し、「食事代ではなく絶景と体験のための入場料」と割り切るのがコツです。






アニマルショーについて
見る必要はありません。日中に開催されていますが、内容が薄く短時間で、動物保護を掲げるテーマパークの姿勢とも少し矛盾しているように感じられます。
同じ時間を使うなら、エサやり体験に当てる方がずっと有意義です。ゾウやキリンのエサやり時間は決められているため、入園時にゲートで確認しておきましょう(園内に入ると案内が見つけにくいです)。



ヴィンパール・サファリ・フーコックの口コミ・評判で懸念される動物福祉
これこそが多くの人が真実を知りたい点であり、口コミ評価が極端に分かれる最大の理由です。
ここはあくまで「動物園」です。大型で清潔、資金力のある動物園にサファリゾーンが併設されている形であり、宣伝文句にある「自然保護・保全」という言葉のイメージとは少しギャップがあります。
本格的な「野生動物保護区」を期待して訪れると、1時間もしないうちにイメージと違うことに気づきます。 pigletsそして実際にそういった期待をしてガッカリする旅行者が少なくありません。
飼育環境の多くは一定の広さがあり、遊具なども設置されています。適切にメンテナンスされており、放置されているような動物は見当たりませんでした。ベトナム本土の一般的な動物園と比べれば遥かに高品質で、10年前のフーコック島と比べれば飛躍的な進歩です。






ヨーロッパ基準の本格サファリパークと比較すると見劣りします。そういった施設を経験したことがある人からは厳しい意見が出るのも納得です。一部の小型動物のケージは狭さを否定できません。
私が最も疑問を感じるのはアニマルショーです。動物に芸をさせる演出は、施設全体が掲げている教育的メッセージと噛み合っていないように感じられます。
私の結論はこうです。そもそも動物園という存在自体に反対の立場であれば、ここで考えが変わることはありませんので、旅費は島内の他の観光スポットに使うべきです。一般的な「質の良い動物園」として受け入れられるのであれば、非常に満足度の高い施設です。「大自然のサファリ」を期待して予約することだけは避けてください。不満のほとんどはその理想と現実のギャップから生まれています。
アクセス方法と所要時間
サファリはガンダウ(Gành Dầu)のバイダイ(Bãi Dài)に位置し、ズオン・ドン中心部から北へ約30kmです。空港からは約1時間、北部リゾートからはすぐ、ロングビーチ周辺からは長時間の移動となります。
無料シャトルバス
ビングループはズオン・ドン、アントイ、および主要大型リゾートからの無料シャトルバスを運行しています。注意点は帰りの時刻表です。本数が限られているため、乗り遅れると何時間も取り残されるリスクがあります。
帰りたい時間になってから確認するのではなく、行きのバスに乗車した段階で復路の時刻表を確認してください。



レンタルスクーター
1日 約900〜1,200円(150,000〜200,000 VND)。北部のジャングルを抜けるドライブコースは景色も良く爽快なため、バイクの運転ライセンスをお持ちであれば最もおすすめの移動手段です。
タクシー・プライベートカー送迎
片道 約2,400〜3,600円(400,000〜600,000 VND)。ご家族での利用であればコストパフォーマンスが高く、シャトルバスの時間を気にするストレスから解放されます。
無料シャトルバスについて補足です。ピックアップ場所は特定のホテルやリゾートに限定されているため、ご自身の宿泊先が該当しない場合は最寄りの停車場所まで移動する必要があります。事前にルートマップと指定停留所を確認しておきましょう。
そして本当のコストは「時間」です。営業時間は08:30〜16:00で、往復の移動時間を合わせると丸1日が潰れます。最北端での活動になるため、同日に南部のスポットを組み合わせることは不可能です。
3日間の短い滞在であればスキップすることをおすすめします(フーコック島3日・5日日程比較ガイドでも触れています)。5日間以上の滞在であれば余裕を持って組み込むことができ、途中でラックべム(Rạch Vẹm)のヒトデビーチや北部海岸をセットで巡ることも可能です。
推奨滞在時間と巡り方
ショーをスキップすれば約4時間、じっくり巡るなら5時間が目安です。
朝一番で動物が活発なうちにサファリバスへ乗り、午前中に徒歩エリアを鑑賞。13:00頃にキリンレストランで昼食をとり、午後は各種エサやり体験を楽しんで15:00頃に退園するのが理想のモデルコースです。
開園時間(08:30)に合わせて到着しましょう。混雑のピークは10:30〜12:30ですので、その前に人気アトラクションを済ませておくのが鍵です。
帽子と飲み物は必須です。日陰のないエリアも多く、正午前後の行列待ちは直射日光に晒されます。
現金(小銭・小額紙幣)も多めに準備しておきましょう。エサ用のコップは現金購入が基本です。単価は安いですが、お子様連れの場合は何度も買い足すことになります。
園内は非常に広いため、紙のマップは売り切れることがあります。事前に公式アプリをダウンロードしてデジタルマップを確保しておくことを強く推奨します。
ヴィンパール・サファリ・フーコックをおすすめできる人
3歳〜12歳程度の子供連れのファミリー
この年齢層のお子様連れには、島内で最もおすすめできるスポットです。サファリバス、エサやり体験、キリンとのランチなど、他では味わえない体験が揃っています。
天候不良でビーチや離島ツアーがキャンセルになった人
海洋状況に左右されずに営業しているため、シュノーケリングやボートツアーがキャンセルされた際の代替え案として最適です(他には国立公園トレッキング程度しかありません)。
北部リゾートに滞在している人
バイダイ(Bãi Dài)やガンダウ(Gành Dầu)に宿泊している場合、サファリは目と鼻の先にあります。
移動時間がかからないため、丸1日ではなく午前中だけで楽しむことができ、誰にでもおすすめできる価値があります。
3世代旅行・シニア世代との旅行
60歳以上は優待割引(子供同等料金)が適用され、メインのサファリゾーンは着席型のバスで鑑賞でき、歩道も平坦に舗装されています。
孫・親・祖父母の3世代全員がストレスなく楽しめる島内でも貴重なスポットです。
おすすめしない人:
- 子供のいないカップル(お互い動物園好きでなければ、約12,000円の予算と丸1日があれば島内で他に魅力的な体験が多数あります)。
- 3日以内の短期滞在の方。
- 動物園の飼育環境に強い懸念やこだわりがある方。
- 本格的な野生のサファリ体験を期待している方(ここはあくまでサファリ風の動物園です)。
最近訪れた方は、ショーの内容に変更があったかぜひ教えてください。また、共通コンボチケットを2日に分けて使用できた体験談があればコメントいただけると幸いです。
島の北部エリアで他に楽しみたいアクティビティについては、以下の「フーコック島のおすすめ観光スポット」一覧を参考にしてください。









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